甲状腺機能亢進症(ネコ)
以前書いたチョコ(11歳雌ネコ)の肝機能低下の件。
食欲はあるのに体重が減った件。
肝機能低下の原因はなんだろうと考えてみた。
ネットで調べるうちに、もしかしたら甲状腺機能亢進症じゃないのかと思った。
血液生化学検査で総コレステロール値が96。基準値内ではあるが低い方だ。
GPT/ALTが163。ALPが245。値が高い。
僕の思いと、この件を獣医師に伝えFree T4という血液検査を行った。
予想が的中したというか、こんなのもは当たってほしくなかった。
検査結果は3.2。
甲状腺が腫れているのであれば手術で切除すればそれで終わりなんだけれど、甲状腺自体が腫れていないのは脳からの指令がうまく行っていない可能性があるという。脳自体の治療は不可能。
甲状腺機能亢進症治療ではお決まりの薬であるらしいメルカゾールを服用し、2週間ほど後の検査結果で服用の量を調整していくことになった。
FT4検査料2,000円 メルカゾール2週間分2,100円(税別)
甲状腺機能亢進症っていうのは、要するに車でいうと5速で走らなければならないのに3速で走っているようなもの。
常に数段下のギアが選択される。
いつもエンジン回転が上がった状態で一見パワフルなように見えて、各部にストレスがかかり、ガソリンだって多く消費する。
そんな状態が良いはずがない。
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コメント
私の入院中に、パセリがお世話になったシッターさんちにも機能亢進のネコちゃんがいて、チョコちゃんが食欲旺盛なのに痩せてきたという記事を読んだとき、頭に浮かんではいたのですが…。
私自身も以前10年、甲状腺外科に通っていた(5/6切除後、甲状腺ホルモン剤を飲んでました)ので、待ち時間に機能亢進の患者さんのお話もよく聞きました。
人間もネコも薬でうまく管理されていることが多いですが、飲み始めは様子の変化に注意してあげてください。
これから暑くなるので、回転数の上がっている体を消耗しないように、温度管理にも気をつけてあげてください。
投稿: まちこ | 2011/06/20 23:39
もしかして、まちこさんなら気がついていたんじゃないかな、とは思っていました。
病名は検査結果が出てからにしたかったのと、ネットで調べた事を医師に伝えるのも最初はとまどったのですが、「その可能性もあるね」の医師の一言でこの件がわかったのです。
まだ薬を飲んで2日めなので効いているのかどうかはわかりませんが、元気にムシャムシャ食べてむちゃぶりを発揮しています。
お気遣いありがとうございます。
投稿: プル | 2011/06/21 23:09