環境騒音について。
まりとむさんからWHOの「環境騒音のガイドライン」の紹介がありました。
コメント欄への記載でしたが本文記事としたほうが目につきやすいと思い再度ここに掲載します。
以下まりとむさんからのコメントのコピペです。
やっと、WHOの生活騒音と健康リスクに関するガイドラインを入手しました。日本のWHO支部に問い合わせメールを送っても何も返事がなかったのですが、「生活騒音と健康リスク WHOガイドライン」で検索をかけたらあっさり出てきました。日本の厚労省も基本的にこれを参考にしたものがあるそうです。ともあれ、役所等の担当者に渡そうと思っています。あちらもこういうものを渡されると助かるように見えます。多分忙しさもあって自分で探す余裕がないのでしょう。以上ライターはまりとむさんでした。
で、こちらからダウンロードできます。私、および地域住民のさまざまな症状がぴったり当てはることだらけです。
爆音機の音量が簡単に調節できるものなら、ここで示されている音量の範囲内におさめるよう指導を求めることができると思います。もちろん、私もそうするつもりです。音を小さくするよう要求できたら、鳴らすこと自体あきらめるかもしれません。現在の音量のとんでもなさを考えると、通常の音量では、鳥は一時的にも逃げないのでしょう。今だってたいした効果はないようですから。
表紙を入れて16ページ。なるほどと思う事しかり。序論にあるように「騒音はまた、将来世代へも悪影響を及ぼし、社会的、美的、経済的にも悪影響を生じさせる」という具合。
「騒音源および測定方法のところでは『音圧レベルはdB(デシベル)という単位の対数スケールで評価される』」とある。一般的にはどの程度が何デシベルなのかはあまり感覚としては知られていないし、知る機会も無い。今、僕がこれを打っている部屋はエアコンが作動している状態でサウンドメータは40dB〜47dBのあたりの数値をフラフラしている。
正しく理解するにはあちこち調べなければいけないのですが、分からないところは無視しても充分理解できる平易な書き方ですし、行政等に相談する場合の資料として助かるものです。
一つ気がついたのは騒音数値(ガイドライン〔指針値〕が案外低く設定されているということ。世界的に騒音には神経質になっていると言う事を感じました。
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コメント
ぷるさん
昨年私も市役所の環境保全課に騒音を測定してもらいました。騒音の相談・苦情として対応を要請する中で、ともかく音の測定をして欲しいと頼んだのです。役所にはちゃんと機械があるようです。もし、規模の小さな役場で持っていないなら近隣から借りてきたらいいのではないかと思いますが、少なくとも県レベルなら確実にあると思います。
私も、自分が耐えられないと感じている音が実際どのくらいの音量なのか、ぴんとこないので、ともかく一度測定して欲しいと頼みました。意外でしたけど、今まで爆音機の苦情は毎年かなりあるそうですが、名前を名乗り、騒音測定器で計測して欲しいと行った人間はいなかったそうです。本当だろうかという気分でしたが、ともあれ、市役所の人も実際はかってみて数値の大きさに驚いたようです。この数値がやはり大きな意味を持っていたと思います。何度も計測してもらいました。機械は、設定した上でそのまま設置して貸し出す方式でした。数日分のデータを取り回収してもらって分析してくれました。朝5時台以降70デシベルを下回らず、pm7ー8時まで、時々80以上ときには90以上というとんでもなさでした。そのグラフをあちこちで見せることになりましたが、みたとたんやはり「とんでもない!」という反応が返ってきました。役所が本気を出してくれたきっかけになっていると思います。皆様のところもきっと数値としては思っている以上に大きなものが出るのではないかと思います。とことん体調を崩したのだから当然とも言えますが。
実際の測定値を出してもらおうと思った理由は、ひとつには自分でもどのくらいの音量なのか分からず、ひょっとして大した音量でないのに主観的にあるいは個人的に耐えられなさを感じているだけなのかどうか自信がなかったからですが、それとはまた別の理由として、私の仕事の立場上ときには苦情を受ける側に回ることがないわけではありません。で、自分が苦情を受ける立場だとしたらという観点で考えました。匿名であろうと、内容が重大のように思えたらとりあえず確認に動くと思いますが、ただ、匿名の場合、確認を取ることができないため、最終的な解決が困難になる場合もあると考えました。また、主観的な気持ちとして訴えられた場合、どう判断したらよいのか苦慮することもあるかもしれないとも思い、まず測定を要請したわけです。
なお、環境省の騒音規制法は公害が深刻だった時代の工場等を主とした規制対象として作られたもののようで、爆音機は規制対象外ですが、総務省に確認したところ、どんな地域に住んでいようとも(たとえ市街化調整区域だろうと)市民が通常受ける保護は当然受ける権利があるそうです。ですから、最も規制が緩いのは工場地域の騒音ですが、それでも朝晩はさらに静かな音量が要求されています。今の皆様の現状よりは遙かに静かな環境を要求されていると思います。
こまさん、ともかく、爆音機は雀も含め、どの鳥にも効果はありません。役所の担当者に、専門機関(農業研究所等の鳥獣害対策室)に確認するようにと言ってみるのはいかがでしょう?なお、このブログでも今まで専門機関の報告書等は紹介しましたので、良かったらそちらもお読み下さい。雀にも効果はありません!自信を持って下さい。
では。
投稿: まりとむ | 2011/08/18 01:55
まりとむさん
音の大きさは表現しにくく、「ものすごく大きな音」と言ってもそれは主観的なものと捉えられてもしかたありません。
ぼくも最初、担当部署へ音量測定を頼みましたが「機材がありません」で終わり。
担当者は耳で聞いて確認したのみでした。
その後県へ問い合わせたところ「住居の敷地境界での音量測定を行い、住民生活に影響がないか確認している」と担当部署は県へは返答したようです。
本当にその時点で機材があったのか無かったのか分かりませんが、窓が震えるようなときもあったので、測定したらおそらく100dBを超えていたんじゃないのかと思います。
しつこく苦情を言ったので一番近いところで現時点では鳴らないのか分かりませんが……。昨年は八月中旬からこの件がまるでライフワークのようなものになっていました。
現時点では遠くの爆音機音は写真のように72dBほどです。(MAX固定機能)天候や風向きなどにより10dBほどの誤差がありますが。
投稿: プル | 2011/08/18 23:06
70dbから100dbなら相当うるさいと思います。ましてや夕方から夜ならさらに問題だと思います。
でも、「音量測定」を行ったというのは機材を使わずに耳で確認したという意味なのでしょうかね?信じたくないけれどまさか虚偽報告ではないですよね。県の方に、騒音測定器の使用を問い合わせてみたらいかがでしょう?
投稿: まりとむ | 2011/08/18 23:25
耳で聞いても「音量測定だ」と言われればそれまでなのですが、常識的に考えれば何らかの機材「音量測定器」を使ったと思ってしまいます。
なんだかかなり怪しい返答です。この件に関しては県に問い合わせてみます。
投稿: プル | 2011/08/19 16:29
お久しぶりです。
今朝6時の爆音で飛び起きたるりですw
耳栓をして寝ていたのに飛び起きるほどの音ってどんだけなんでしょう。
あまりに頭にきたのですぐに音を小さくしてくれるように家に苦情を言いに行ってもらいました。
早朝とか関係ありません。
だってその早朝から爆音を轟かせてるんですからね。
主人に言いに行ってもらったんですが、第一声は「あれでも一番小さな音なんだけど」でした。
主人は失笑して「そんなわけないでしょ。去年役場に注意してもらった時、もっと小さな音にしてたじゃないか」って言ったみたいです。
10分後には少し小さな音になりました。
でもまだ去年よりは大きな音なので再度注意しに行ってもらう予定です。
分かってはいてもあの音を聞くと、心臓がドキドキして脈が速くなります。
1年ぶりの過呼吸で倒れましたよwww
今年は去年よりも爆音機を使う人が増えました。
一晩中遠くからボンボンきこえてきます。
音の違いから3箇所くらいで鳴らしてると思います。
夜鳴っているのは我が家から遠いので耳栓でなんとかなりますが、やはり昼間50m先で鳴らされる音には我慢なんてできません。
主人はあまりこの音が気にならないそうです。
注意しに行ってくれと言ってもすごく嫌々です。
私が神経質すぎるんでしょうかね?
個人で測定器を買って測定してみようかと思ってます。
やっぱり数値にするといろいろな所に説明しやすいですよね。
情報とか何にもないのにコメントしてしまってすみません。
ここにコメントさせていただくと気持ちが整理できて落ち着けるんです。
これから2か月地獄の日々が始まります。
投稿: るり | 2011/09/03 12:30
るりさん。
耳栓していても飛び起きるような音なら100dB以上でしょう。
農家もいいかげんな返答のようですね。一番小さな音なら屁のような音のはずです。(以前製造メーカーに問い合わせました)
こういう加害者とのやり取りは録音しておいた方がいいかもしれません。
50mの距離というのはあまりにひどく行政が何もしてくれないというのは腹が立ちますね。
我が県も同じなんですがお住まいの県も爆音機に関する記載がないのもヒドイです。
市役所に騒音測定を頼んだらどうでしょう。
そしてその音量をまりとむさんに教えていただいた「WHOの環境騒音のガイドライン」を参考にお話をされたらいいのではないでしょうか。ぼくもこれを数部コピーしました。
何度も苦情を言う。僕は昨年何度も言いました。かなり嫌われたと思います。いまもそうかもしれません。でもなにもしなければ改善どころかどんどんひどくなるような気がしました。毎年多くの爆音機がメーカーで製造されているということで、ある県では年間40台(わかっているだけの販売台数)販売されているといいます。
そんなもの野放しにされたんじゃたまりません。
まりとむさんの書かれた総務省の公害調停委員会というのもありかなと思います。
当方は昨年まで悩みの種だった一番近い爆音機が現時点では鳴っていないので、数年ぶりに静かな夏の日中を過ごせました。猛暑の夏に窓を開けれたのが救いです。今後の推移を見て、この件については年末にまとめるつもりです。
音量測定の数値があれば具体的な話が出来ます。たとえば「朝6時から100dBの音でたたき起される」と市役所に相談すればすぐ動くと思います。音量測定は室内ではなく屋外の自宅敷地内で測定すればいいのです。ただ自分でするには機材を買う(出費)必要があります。数千円からアマゾンでも購入できます。
今日環境省から「近隣騒音防止」ポスターとカレンダーが届きました。キャッチコピーは「互いの思いやりで騒音のない社会を」「想像してみよう あなたのその音、まわりのみんなはどう感じるかな?……。」
爆音機は完全にこのコピーからは逸脱しています。
このポスターとカレンダーについては近日中に記事にします。
いつでもコメント書き込んでください。そのための爆音機コーナーですので。
投稿: プル | 2011/09/04 23:02