気は確かか?(福井県)鳥も獣も笑う!
福井市のお笑い「打ち水」に匹敵するスーパーおバカ実験。
その名も「おもちゃ大作戦」
新聞に「県が鳥獣害対策強化」の見出し。
「日刊県民福井」今日のトップ記事だ。
平和なのか暑さも一段落したけれど脳みそが夏バテ気味なのか。
記事によると県内の農作物被害の大部分がイノシシによるものだが、近年シカの生息数が爆発的に増加。
サルも同様に増えているという。
金網の支援拡充というのは分かる。柵の設置支援も分かる。
問題は「サルの追い払い実験」などというまるで皮膚に軟膏を塗って胃潰瘍を治そうとしているような可哀想な方法。
もう何年も前に他では行なっている。そんなこといまさら新聞のトッページをにぎわすような事なのか。
花火で脅かして*電動ガンでたった0.2g前後のプラスチックの弾(たぶんバイオ弾)で撃退するといもの。
以前書いた事があるよね。エアガンや電動ガンなんて役に立たないことは。
そして鳥獣用爆音機の凄まじい音でも効果ないのに、いまさら花火だって……。
経験からいえば初期(10年以上前)には花火はあるていど効果があった。シュンという音とともにサルの近くに飛んで行ってパン!と鳴るわけだからそりゃあ嫌なものだろう。でも今それやっても「キキキッ」とか「グワグワッ」と吠えてほんの数メートル逃げるだけで、もうどうしょうもない。学習能力があって親から子に伝えているんでしょうね。それがいまだに効果があると信じている人間は学習能力ゼロ!サルよりバカです。
それに他所で行なった「サルの追い払い実験」データをもらえばいらぬ予算を使わずにすむわけです。そんな情報の共有もしていないなんて……。
広大な農地が少ない福井県。あちこちの里山でサルの追い払いで山火事が発生しない事を願う。
皆が苦労している鳥獣害。「県が鳥獣害対策強化」もいいけれど「県の鳥獣害対策頭脳強化」も必要だ。
追い払ったり柵で防御しても生息数は絶対に減らないのにそれが「鳥獣害対策強化」というのも悲しいお話だ。
行政の考えている事は現場をあまりに知らないこと。もうドッパズレのお笑い。
対策は手探り状態でたとえその方法が検証できないものであっても「まっ、いいか」で済ませるものだから鳥獣用爆音機も野放し状態。
「山の中が住みにくくなったから里に動物が増えた」なんておっしゃる方がいらっしゃいます。
山の中が住みにくくなったらこんなには増えないのでは?住みやすくなったんですよ。
住みやすくなった理由は?天敵がいない(または少なくなった)からでは?
キツネや猛禽類が少なくなったと思いませんか。じゃあなぜ少なくなったのでしょう?
僕にはわかりません。
*正確には電動エアコッキングガン
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コメント
鹿対策に狼の導入 参照 http://japan-wolf.org/content/faq/
投稿: 名無し | 2013/01/30 12:49