あきれてしまう。
福井県から農業用爆音機についての返答があった。
これは昨年(平成22年)11月に県総務部からの返答に対する僕の質問への回答である。
「括弧内」は総務部からの返答。引用文は今回、回答してきた福井県農林水産部のものである。
●「使い方によっては(爆音機は)有害鳥獣に対する防除効果があるから云々……。」
爆音機の効果があるとする根拠はなにか。(検証可能な出典を伴ってください)以下回答。
爆音機の効果についてデータとして検証された資料はありませんが「野生鳥獣被害防止マニュアル(H13/9)農林水産省生産局農産振興課刊」では被害防止策の一つとして爆音機による威嚇があげられる。同封された同書のコピーには「◆爆音機/爆音を鳴らす装置で、鳥獣対策として広く使用されている。定期的に音を鳴らすだけでは、鳥獣がすぐに馴れてしまうので、馴れを防ぐには爆音の間隔を変える」というもの。県は総合の根拠となる出典を示さずこのマニュアルのみを信頼可能なものとして解釈としている。同書に明記されているように「爆音を鳴らす装置」なのであるから「騒音を出す装置」イコール=「騒音公害発生装置」なのである。
●「お住まいの町では住居の境界線での音量測定を行い、住民生活に影響がないか確認している」
昨年、町役場に問い合わせたとき音量測定器は持っていないとのことだったが、いつ測定したのか。以下回答。
町役場に確認したところ、県衛生環境研究センターから音量測定器を借用し、お住まいの地区では平成21年8月17日に行なったとのことです。まったくバカげている。僕が行政に相談(苦情)したのは昨年なのに昨年は音量測定はしていないことになる。これでは県総務部からの「お住まいの町では住居の境界線での音量測定を行い、住民生活に影響がないか確認している」という回答は嘘になる。生活に影響があるから訴えているのに何もしなかったのだから。
で、音量測定を行なったという平成21年8月17日の僕の日記をみると「爆音機、今日から鳴りだす。昨年より小音」と書いてある。これは事前告知の避難訓練のようなニオイを感じる。その後大音量に変わったわけであるから。スピード取り締まりレーダーの前だけ速度を落とすようなものである。
なんだか体がだるくなる回答。爆音機の効果を信じている爆音機教団の信者のようです。
たとえ万が一効果があるとして、それにより人の生活や健康に害を与えて良いということにはならない。
そんな当たり前のことがなぜ分からない。馬鹿者!!
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コメント
よくここまでいい加減なことが言えますね。やらせメール問題の九電社長の今日の発言といい勝負です。腹立たしい限りです。
投稿: まりとむ | 2011/10/14 23:39
昨年11月に質問したのに何も返答がなく、今年8月に再度尋ねたものです。その返答が10月になってやっと来たわけで、このレスポンスの悪さにもあきれています。
わからないのならわからないの返事を、間違っていたのなら訂正や謝罪を書くべきなのに、なんとか体裁を繕うとするからしどろもどろの解答になってしまうようです。
本来行政とはいい関係を保つべきなのですが、こんな返答では信用できません。
爆音機に関しては本来、音量測定器を貸し出した県衛生環境センターが指導すべきこと。同サイト
http://www.erc.pref.fukui.jp/center/
には「確かな技術で県民の健康と環境を守ります。」なんてキャッチフレーズを掲げているくせに……。
これも嘘ですね。
県から送ってきた「野生鳥獣害防止マニュアル」のコピーの中に「忌避物質を使った威嚇」というのがありその中に「クレオソートや木酢液などの臭いの強い物質」というのがある。臭いだけでは忌避効果がほとんどない。とは書いてあるもののこういうことを書くからバカがまねるのであり、「野生鳥獣害防止マニュアル」は環境の悪書です。
投稿: プル | 2011/10/15 23:30
あくまで一応測定したというのなら、測定結果を出すように言ってみたらどうでしょう。私のところでは、役所の方から測定結果のデータをくれました。何回も測定してもらいましたがその都度いただきました。直接持ってきてくれたり、郵送してくれたりでした。本来住民に結果を知らせて当然です。測定したのに今に至るまで結果を見せなければそれも問題だし、そもそも測定していないのならとんでもない役所になります。東京の総務省に相談してみるというのはどうでしょう。たしか総務省が各自治体行政機関の監督指導を担当しているのだと思うのですが。
投稿: まりとむ | 2011/10/16 21:36
町役場にはいろいろ聞くことがあるので整理中です。音量測定のこともあるし悪臭瓶の件も。害獣用柵を無断で庭に設置した農家組合への指導。柵の件は住民安全課を通じて苦情を言ってあるが返答なし。
植えたコスモス(約10坪)を草刈り機で刈られた苦情など問題山積。この件に関して役場に言ったら「庭の木の枝を切られたとか山の木を切られたとかの苦情があるが、それと似たようなことで、そんなこと役場にもちこまれても困る」と言われ「じゃあ警察ですか。地元のことだから穏便に済ませたいのです。昨日の社会奉仕の時に切られたわけですから作業人は特定できるでしょ。注意くらいしてくれても……。」と言ったのだけれど、「気持ちはわかるがなにもできない」で終わり。
住民に一番近い所にいる行政がこれだからひどいものんで、アドバイスくらいないのかと聞いても「ない」とのこと。
投稿: プル | 2011/10/16 23:19