« 「お買い物券」が当たっても喜べない。 | トップページ | 悪趣味。 »

2011/11/27

バカがバカ丁寧になる。

最近よく耳にする「……ございません」という使い方。
「とんでもございません」
「まちがいございません」
「申し訳ございません」
といった具合。
くそ丁寧であって、諄い。
日本人特有のはっきりものを言うのが嫌いな(苦手な)遠回し表現のようでもある。

「とんでもございません」は誤用だとかそんな問題じゃなくて、なんにでも「ございません」というのはバカみたいだということ。

「申し訳ございません」より「申し訳ありません」の方がすっきりスマートであるしこれで丁寧な言い方でもある。
「ございません」表現が定着すると「ありません」表現が丁寧でないと思われてしまう。

NHK大河ドラマ「江」の最終回。江の最後の科白が「他に帰るところがございません」だったと思う。
ま、時代劇だからこれでもいいか、って思ってしまうけれど……。
「他に帰るところがございませぬ」でも……ん?聞き間違えだった?

|

« 「お買い物券」が当たっても喜べない。 | トップページ | 悪趣味。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: バカがバカ丁寧になる。:

« 「お買い物券」が当たっても喜べない。 | トップページ | 悪趣味。 »