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2012/06/07

それでも明るい未来を感じさせていた。

昭和に戻ってもいいじゃないか。
電気は充分使ってきたし、あのころ(昭和30〜50年代)電気が不足していたなんて誰も思っていなかった。
限られたものを使ってなんの不自由も感じなかった。

昭和45年(1970)大阪万博の様子をNHKは毎日放送していた。
白黒のブラウン管テレビで、それでも各パビリオンの電飾が十分きれいだった。
今も目をつむ(ぶ)ればキラキラのあかりが昨日のように思い出される。
大阪万博会場を照らしていたのはわが国初の商業用加圧水型軽水炉(美浜原子力発電所)からの電力。
若狭の外れの丹生(にゆう)というそれまで発電所がなければ舗装さえされていなかった砂の道。
荷車が砂にうもれてなかなか進めなかったような半島の先。

にぎりめしをもってバスと汽車を乗り継いで大阪(万博)へ。
パンフレットの印刷の匂いさえ新しい時代を感じたものだ。
暑い暑い夏。
今でも赤いカンナの花を見ると万博を思い出す。
木陰の日本庭園で出された熱いお茶。白い湯のみに薄い黄緑のお茶。
茶色の番茶しか知らない僕たちにとって入れたての黄緑のお茶の味は鮮烈で、暑い夏の暑い思いで。

そして42年たった今、国内の原子力発電所はどこも稼働していない。

原子力に頼らない暑い昭和の夏をもう一度思い出してもいい。

一学期の終業式を終え帰り道、取り忘れられた梅の実がアンズのように黄色く熟して成っていた。
ニイニイゼミが鼓膜を微振動させ「チィィーンンッ……」と鳴いていた。
「さあ明日から夏休みだ!」

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コメント

プルさんはじめまして。 リバティと申します。

実は最近、農作業による騒音被害について調べていました。

こちらの住まいは山形県なのですが同じような騒音被害に悩まされていると知り、また現状を変えるべく行動をおこされていることに頭が下がる思いです。

もしよろしければこれまでの知識や経験の知恵をお借りできればとおもいます。
こちらは爆音機、消毒するためのステレオスプレーヤーによる空気を切り裂くような爆音、振動になやまされています。

この辺は住宅地なのですが自分の都合で朝5時前から騒音をまきちらすのは日常茶飯事です。

住宅地とは言っても農業に従事している家庭はかなりあり自分たちの生活のためなら騒音を出したもの勝ち状態です。

いろいろ知識を身に付けいつかこの当たり前を非常識にかえてやりたいと思っています。
現状がすでに非常識なのですが。

180SXとハードロックが趣味です。

長文失礼しました。

投稿: リバティ | 2012/06/10 18:48

リバティさん。

農業に関する騒音についてはあまり語られていないようです。
僕も当初、爆音機について書かれている方があまりに少なく、ならば自分で書いてみようということになったわけです。
早朝のトラクターや草刈り機の騒音。農薬散布のヘリコプターなどさまざまです。
騒音以外にも付近への薬剤飛散などの問題もあります。
農業は個人経営が多く企業への規制とは違った難しさがあるようです。それを考えずに器具を販売してきた農協や関連企業の責任もあります。
農業も機械化が進みそれに伴い騒音が多くなっているようです。
でもその騒音に対して規制が全くないような気がします。工事用の機械だと静音型などと言うものがありますが、農業用機器では見たことがありません。
このWeblogではその中でも広範囲に、しかも長い期間大音量を発生し続ける「爆音機」を主にとりあげてきたわけです。そして皆さんからの意見、知識、アイディアをいただいてここに(カテゴリーの鳥獣用爆音機)すべて記載させていただいています。
地域によりその形態はさまざまですがご参考になる部分があればいいのですが……。
解析をみているとほぼ全国で爆音機騒音はあるようです。

180SXですか。走り屋の車ですね。僕はFRではSSS-ES(810型系)が最初の車でした。重かった。

投稿: プル | 2012/06/11 00:57

プルさんコメントありがとうございます。

SSS-ES 810 ですか。
いまいちピンと来なかったので調べてみるとブルーバードですね!

僕はまだこの世生まれていません。
しかし昔の車はフォルムが魅力的ですね。
現在の車は画一的で魅力を感じにくいと思っているのは僕だけでしょうか。
騒音音被害の件ですがプルさんのおっしゃる通りだと思います。

10年ほど建築業界におりましたがそれと比べると農業は無法地帯と言っても過言ではないと思ってしまいます。

農業は国の食糧確保という大変重要な産業です。
しかし農業振興などという理由で国や行政そして農協により大分甘やかされてきているという事実は否めません。

法的規制のないまま機械化の促進という農業を営む人達のためだけの利便性のみが護られそれに伴う地域環境への配慮や思いやりは無視されているのが現状ではないでしょうか。

本当に必要な産業だからこそきちんとした法整備が重要だとかんがえます。

因みに僕の乗っていた180SXは過激なセッティングのため雨の日は怖くて乗れないと車仲間から苦情が来たことがありました。

プルさんも車がお好きなようですが良い自動車ライフをお過ごしください。

プルさんやまりとむさんのコメントはとても興味深く読ませて頂いています。

騒音問題については次回から鳥獣用爆音機でコメントさせていただきます。

投稿: リバティ | 2012/06/11 10:53

まりとむさんが緻密で的確な検証をされているので大変助かっています。
一般的な農業騒音は春から秋にかけてですが、爆音機は夏から晩秋にかけてが多いようです。
鳥獣用爆音機(騒音)の記事もかなり量が多くなっています。苦情をうけたのであろう行政の担当者らしき方も見ている形跡があります。行政も規則がないために苦慮しているるようです。

最近の車は面白くないですね。コスト優先でまるで白もの家電のようです。

投稿: プル | 2012/06/11 23:12

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