養浩館庭園(福井市)
福井市の「養浩館(ようこうかん)庭園」である。
屋敷から庭を眺めていると風がここちいい。
一番広い「御座ノ間」ではご婦人方6名ががトドのように横たわっている。
もう自分たちの専用部屋のようで、「どうぞ」なんて声をかけられたけれど、トドの中にオットセイが入るのはムリでしょ。
遣り水(やりみず)は地下水を湧水のように演出し細かい石の浅い水路から静かに池に入る。
じつは対岸の部分が一番高くそこにいくつか石がありそこから池に水を入れるのが一般的な考え方だが、ここでは感覚的に低いところから高いところへ導かれるような不思議な感覚がする。
それがとても新鮮だ。
不満と言えばどこの庭園でも見かけるが、多くの錦鯉である。多すぎるのは下品である。
雰囲気は名古屋の白鳥庭園を小さくしたような感じである。
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