厚みゼロの地盤?
最近増えてきた「海抜表示板」
「ここの地盤は海抜3.5m」って・・・?
問題は「地盤(じばん)」という言葉。
「ここは海抜3.5mです」とすればいいのですが、最近「地盤」を入れるケースが増えている。
「地盤」を辞書で引いてみる。
■大辞泉辞書にもあるように「地表からある深さまでの土層または地層」というふうに感覚的に言って「地盤」はある程度の「厚み」を感じさせるもの。
1.地面。地殻の表層部。「_がゆるい」2.建造物・工作物などを据える基礎となる土地。土台。
■大辞林
1.地殻の表層部、地表からある深さまでの土層または地層。ちばん。2.施設・建造物などを支える基礎となる土地。
「地盤改良」と言えばある程度の深さまで改良させることを言う。そして「海抜」を辞書で引いてみると
■大辞泉というわけだから「地盤」と書かなくてもよいのではないのか。海水面から(地表面まで)の高さを表す言葉なので二重(重複)表現になってしまう。
海水面から測った陸地の高さ。干潮時と満潮時の年間平均を基準とする。標高。
■大辞林
一定の海面を基準として表した山や陸地などの高さ。日本では東京湾の平均海面を海抜0メートルとする。標高。
分かりやすく的確に地表面を表したつもりなんでしょうが、まったくおバカさんです。
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