今ごろになり「1Q84」を読んだ。
新刊だからといって飛びつかない。
やっと新潮文庫の「1Q84/村上春樹」をBOOK・OFFで手に入れたのが昨年の秋。
全3巻の小説を文庫本では全編、後編に分けて全6冊になっている。
Book 1の前編を読むのに一ヵ月もかかるというタラタラした読み方。これだと半年楽しめるなどと思ったのは間違いで、残り5冊を2週間余で読むという阿呆をしてしまった。とはいえ楽しめた。
「不吉」と言う言葉が13回出てくる。(数え間違いあるかも)
「ダンス・ダンス・ダンス」を読んだ時に長距離トラックの音を「不吉な・・・」うまい表現だなと思ったものだ。
もう一つ気になった言葉は「つつましい」と言う言葉。これは7回出てくる。(これも数え間違いあるかも)テキスト化してカウントすれば正確な数が出るんだろうが・・・
これはすべての箇所に当てはまるわけじゃないけれど、「つつましい」を「つましい」と読んでしまった箇所があった。
僕の理解度が低いせいもあるんだろうけれど、最近この二つを同じ意味に使う方も多いようだ。
<新明解国語辞典>
つつましい(慎ましい)(1)遠慮深い(2) 礼儀正しく、しとやかだ。
つましい(倹しい)質素だ。倹約だ。
先日、整形外科で検査の後、栄養の摂り方の話になり、「牛肉ですか?えーっと最近食べたのは1月6日です」「嫌いなのですか?」「いえ大好きですが・・・経済的理由からつましい生活を・・・」
と嘘のような本当の会話をしました。
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