松、芽を増やす剪定。
あちこちで松の剪定を目にする季節になりました。
写真は樹高70センチほどの小さな松。
でも枝の先にしか葉がなく中抜けの状態でした。
昨年の秋、胴吹芽を出す剪定を行ないました。
松は葉が全くなくなった枝からは芽が出ません。一対でも葉を残し、なんとか幹に近いところ(枝分かれした部分)から芽が出ることを期待しての剪定でした。
ご覧の通りかなり多くの芽が出て、どこから手をつけていいのか分からない状態になりました。
通常、松の剪定をやられる方でもこのような状態のものは手間がかかります。
1時間ですませることは不可能で手早くやっても2時間以上はかかります。
慣れていない方なら半日コースでしょう。
クリックで拡大します。
全く見えなかった枝や幹が見えるようになりました。これで懐の枝にも陽が入ります。
冬の積雪にも強くなります。
松の剪定は根気とセンス。基本樹形が出来るまでは教科書通りの剪定でいいわけですが、ある程度形が決まったらあとはセンスの問題です。ここをよく読まれている方はわかると思いますが、毎年基本剪定を続けると中抜けしますから……。
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