「安倍首相が靖国神社を参拝へ」
午前10時40分頃だったか地元民放TV(日テレ系)に見出しのテロップが「速報」として流れた。
この件に関しては面倒だからあえて述べないけれど、問題はこのテロップである。
国語としていささか問題がある。いやメディアとしての配慮に問題がある。
「安倍首相が靖国神社を参拝へ」
「参拝へ」と言うんだからまだ参拝していなくて、その意向だともとれるし今、靖国神社へ参拝に向かったともとれる。
あわててみると既に参拝を終えたと誤解するかもしれない。
実際にはこのあと一時間も経たない午前11時半ごろ参拝したという。
NHKは午前11時前のニュースで「安倍首相 靖国神社参拝へ」の見出しとともに「靖国神社に参拝することになりました」とアナウンサーは述べた。
「速報」だから担当記者からの文面をそのまま流したのは解るが、テロップだけでは誤解される事もあるので、その後修正して解りやすい表記にすることが必要だ。
午後のテレビ放送では総理の靖国神社参拝をネタに、コメンテーターたちが言いたい放題。結果的には彼らはパラドックスの渦の中にいる。
| 固定リンク
コメント