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2014/06/03

「固有」必要なのか。

NHKニュースで今日から教科書の見本が閲覧できるようになったという。
本県(福井県)では13日から。

小学校の社会の教科書に、尖閣諸島は「日本固有の領土」と明記されている教科書もあると映像を交えての放送だった。

「日本固有の領土」? いつも思うんだけれど「固有」という文言がなぜ必要なのかな。

「固有」広辞苑と旺文社国語辞典では「もとからあること」とある。

じゃあ「尖閣諸島は日本の領土」とすればいいわけだけれど、現実はちょっと様子が違うようで、でも国の矜持もあり「固有」という言葉を付けて「固有の領土でしたが(または固有の領土ですが)現実は皆さんご存知のとおりです」とまるで現実は「違う」ことをイメージしてしまう。

過去は「こうでした(固有)が」現在(現実は)違うことを表しているんですね。

曖昧な表現なんです。

日本人特有の言霊思想なのでしょうか。「日本固有の領土」と繰り返し言っていると現実になる。またはそう思いたい。

リンク先 → ウィキペディア「言霊」

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