« 河野の西洋館。 | トップページ | 最近のスバル R1(S)AWDの燃費。 »

2014/09/20

ナンバンギセル

林の中に「ナンバンギセル」の群落を見つけた。

Img_4801
ナンバンギセルはススキやミョウガなどの根に寄生し、そこから吸収した栄養分に依存して生育するハマウツボ科の植物。

万葉集 巻10-2200 秋の相聞(草に寄す)
「道の辺の尾花がしたの思ひ草 今さらになど物か思はむ」

現代語にすると*「道のほとりの尾花の陰の思い草ではないが、今さらまた何を恋い思おうか」
「思ひ草」とはナンバンギセル」のこと。

万葉集に歌われたように昔からある植物だけれど、今は目にする事はめったにない。

福井県では生育地は限られ、個体数も少ない事から「福井県の絶滅のおそれのある野生植物(福井県レッドデーターブック)」に記載されている。

 *参考:旺文社文庫


|

« 河野の西洋館。 | トップページ | 最近のスバル R1(S)AWDの燃費。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ナンバンギセル:

« 河野の西洋館。 | トップページ | 最近のスバル R1(S)AWDの燃費。 »