気比神宮(氣比神宮)大鳥居 お色直し?
国指定重要文化財(重文)の気比神宮大鳥居(敦賀市)の保存修理工事が行われる。
江戸時代から約三十年ごとに行われているという。
報道によると、今回は補修と漆の塗り替えを行ない、来年の12月末まで覆い屋で覆われる為に姿が見れなくなるらしい。
この大鳥居は日本三大木造鳥居(奈良の春日大社・広島の厳島神社・気比神宮)の一つ。
聞くところによると厳島神社の大鳥居はこの気比神宮の鳥居を参考にしたというが・・・?
説明書きでは榁樹(むろじゅ)これは杜松(トショウ)やネズミサシともいわれ、神社建築によく使われる。これ一本で両柱を造ったと書かれている。杜松の大木、そんなもの見た事がない。
杜松の香りは独特でヒノキ科であるがヒノキの香りとは違いヒノキの香りををエグくしたような、ま、言葉で香りは表現しにくいのでやめる。
写真で分かるように塗料の劣化はかなり進んでいる。
そして、右奥の袖柱は上の写真のように傷みが激しい。しかもテンプラ構造。基材の上に他の木材を被せてある。その厚みは4~5センチくらいか。
説明書きにある「各時代それぞれに権威ある伝統技術によって保存修理が行なわれ今日にその偉容を伝えている。」は前回は釘で止めるという荒技だったのか。しかも洋釘?
そして本当かどうか不明だけれど、塗料に含まれる水銀により野良猫が死んだという噂。硫化水銀がメチル水銀に変質したのか?この件について敦賀市に問い合わせたが分からなかった。
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