2011年6月に甲状腺機能亢進症を患った後も元気で、毎日朝晩の薬もきちんと飲んでくれました。
昨年秋に胆嚢炎で4日間入院しましたがその後は元気でした。

あれっ?と思ったのは2月14日。吐いた後、食欲がもどらない。喉の辺りを触ると、ギンナンくらいのしこりがある。
翌15日かかりつけの動物病院で検査。喉に1センチの腫瘍のようなものがある。昨年の秋の写真では異常はない。
喉の辺りはよく触っているけれどこんなに急に腫瘍ができることってあるのか。
細胞検査の結果は「上皮性悪性腫瘍病変疑い『粘膜上皮細胞が得られており、一部の細胞がやや強い異型性を示していることや腫瘤が確認されていることなどから、気管を由来とする腺癌が疑われます。』」というもの。
気管が圧迫され狭くなっている。場所的には手術不可能。
2月15日から17日まで入院。食欲が戻りホッとするが、22日から食欲が落ち翌日からはまったく受けつけなくなる。
時々咳きこみ苦しそうであった。
2月27日腫瘍の大きさは約2.5センチ。動物病院で皮下輸液をうけ、いつもならすぐ止まる血がなかなか止まらない。なんとか処置が終わり、先生がチョコを優しくなでてくれた。
病院からの帰り、松原から日本海さかな街に続く道路を走りながら、「ポカポカといい天気だねー。春みたいだね。チョコと何度この道を通ったかなー。いい天気だねー。ほんといいてんきだね~」チョコはケージの中からフロントガラス越しの景色を眺めていた。
たぶんこれが最後のチョコとのドライブだと思うと涙が出た。
翌2月28日。夕方6時40分。数分おきに右に左に寝返りをうつ。7時すぎに苦しそうに息をする。「大丈夫だよ大丈夫だよお父さんここにいる」といい頭をなででやる。そして「カッ、カッカッ」といい息が止まる。時計を見ると7時10分。
チョコ(17歳、雌ネコ)若い頃はやんちゃお嬢(獰猛といってもいい)だった。
ぼくはチョコのおなかのフカフカの毛が好きだった。悪い事をした時は顎でチョコの頭をゴリゴリするのが決まりだった。
写真は2月23日いっしょにテレビを見ていた。亡くなる5日前である。

いつも膝に乗って来たので、これが生活として溶け込んでいたので気がつかない事も。
気がついてからたったの2週間。あまりに早かった。まだ家のどこかで寝ているような気がして・・・。
やっぱり、きつい。さみしい。
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