2009/03/11

考古学(民俗学) 「くぼみ石」

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この石は何に使ったものなのでしょう。

大きさは左右(1m24cm) 幅(39cm) 厚み(28cm)でごらんのように表面に無数のくぼみがあります。一番大きいくぼみは直径110mm 深さ53mm位の円錐状のくぼみです。
ごく浅いものはくぼみなのかそうでないのか判別がつきにくいのですが、56個ほどのくぼみがあります。

ちょっと調べてみたところ大阪府交野市にある「住吉神社」の「くぼみ石」に似ていると思いました。
その解説によれば、「昔の子供たちが餅つき遊びをした跡」や「子供がヨモギを入れて石でつぶして遊んだ『窪み石』」と書かれていたりしますが石にこんな窪みが出来るまで遊んだとはちょっと考えにくいのですが……。
よほど執念深い、いやいや根気があったのですね昔の子供たちは。「昔」っていったいいつの時代(何年くらい前)なのか記載がないというのがいかにも怪しかったりします。

さて今回の写真は大正元年に作られた石碑を移動したら礎石から出てきたものだそうです。田んぼの畦に置いてありました。

花崗岩のようですが、子供たちが遊んだくらいでこんなくぼみが出来るのでしょうか。雨とか自然現象で出来たものとは思えないし、上から突いたというより何か回転させて削ったようにも見えます。

なにか薬や顔料を調合する台のようにも見えます。

はてさていったい何に使われたのでしょう?

*写真では窪みに水がたまっています。

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2007/07/04

漢字検定。全員失格。

福井市のある私立高校で、運動の大会に支障があるとして、日本漢字能力検定協会の検定試験(漢検)を
全国一斉の試験日より一日早く受験させた
というもの。

「事前に問題集が届いていたので・・・」と学校側の返答は理解に苦しむもの。
先行受験を行えば公平さが保てないという事が頭にないのか。

フライング受験した運動部員75人と翌日同じ問題で受験した生徒262人の合わせて337人は失格となった。

生徒に罪はないとして同協会は再試験の救済措置をとるらしい。
事前になぜ検定協会に相談しなかったのか学校側の対応が問われる。

発覚したのは同協会に生徒から電話があったからということだ。
運動の大会に配慮し漢検に配慮しなかったということになる。
このような甘い判断をしてしまう学校ではあるが今後、常識的な判断ができるよになってほしいものである。

学校側は教職員全員が深く反省していると述べている。

本日の教育指導…「何事もバレなければいいんだよ!とにかく上へ這い上がれ!」
でもバレたんですな。

校内での団体受験で厳正さが保たれないこのような事例が他にはなかったのだろうか・・・。

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